私が免許を取ろうと思ったきっかけ

身分証明書が欲しい!

私が原付免許を取ろうと思ったきっかけは、身分証明書の提示を求められて困ったことでした。
学生の時は学生証があるのでほとんど意識しませんでしたが、高校や大学を卒業してからも使える「顔写真付きの身分証明証」はあまりありません。

パスポートや住民基本台帳カードは、持ち歩くにはちょっと大げさすぎます。
健康保険被保険者証はお手軽でいいのですが、顔写真が付いていないので身分証明書として使えないことがあります。

こんなとき困った
  • 携帯電話を契約するとき
  • 銀行口座を作るとき
  • レンタルビデオ店で会員カードを作るとき

保険証でごり押しできるときは、まだましです。保険証だけでは身分証明書として認めてもらえず、公共料金の請求書や住民票と一緒に提出しなければならないこともしばしば。それも自分の名義で公共料金を払っていなかったらアウトですし、住民票もそんなに頻繁に取りに行っていられません*1
免許を持っている人は思いもしないでしょうが、免許証を持っていないとかなり困ります。

原付免許のお手軽さ

  • たいていの場合、1日で試験と講習が終わって免許証が即日交付される*2
  • 免許証の有効期限が最初の更新までは3年、それ以降は5年もある(年齢が70歳までで交通違反をしていない場合。違反をした場合は3年になったりします)
  • かかる費用が比較的安い。取得時が7450円程度、更新が3000〜4000円程度ですむ

運転免許証は「顔写真つきの公文書」ですので、身分証明書・本人確認書類としてはほぼ万能です。少しの時間と手間とお金で、そんな身分証明書が手に入るのですから、取得しておいて損はありません。
私は学生時代に「免許なんかいらない、大丈夫!」と軽く考えていましたが、働き出してからかなりの不便を強いられて、とても後悔しました。もし免許は不要だと考えている人がいるなら、学生の間に原付免許を取得しておくことをおすすめします。

原付免許の勉強をしてよかったこと

免許の勉強をすると、今まで知らなかった交通ルールがたくさん出てきました。

  • 手信号の意味
  • 駐車禁止の場所
  • 追い越ししてもいい場面、ダメな場面
  • 車の優先順位*3
  • 各種標識の意味

こういうことを知っていると、車の助手席に座っていても運転者の判断を助けることができますし、道を歩いているときでもそばを通る車がどのように動く(べき)か分かるので、ちょっと安心できます。
教養として免許の勉強をするのも悪くないな、と思いました。

*1:住民票に有効期限はありませんが、一般的に発行後3ヶ月〜6ヶ月以内のものが有効とされているようです

*2:事前に自動車教習所で講習を受けておく必要がある県もあります

*3:標識がない場合は道幅が広い方が優先道路、同じ道幅のときは自分の左から来た車が優先(左方車優先)